ヤマトは先月の血液検査での肝臓の数値が、その後どうなったかを確かめるため、フクは5週間にも渡るノラ生活で、エイズや白血病のウィルスを拾ってないかどうかを確かめるためです。
今日は二代目先生がお留守の様で、先代先生が一人で応対してました。
まずはフクが先に診察室へ。
「えっとねぇ、感染してから検査できる様になるまでの期間には諸説があってねぇ。2週間とも2か月とも言われてるからねぇ」
要は、まだ保護してから2週間では、検査しても無意味かも知れない、と言うのです。
4月頭にはワクチンもあるので、結局は検査はその時にする事となりました。
爪の状態ですが、まだ右手を痛がる事もあるので、それを見せようかと思ったら…今日は痛いのよりも怖い方が大きい様で、全然悲鳴を上げない…
その程度なら、と言う事で、こちらも診察ナシ。結局フクは連れて来られた損で終ってしまった…
次いでヤマトが診察室へ。
いつも通り太ももから採血。
ちまきが待合室で待っているうちに二代目先生が回診から帰って来て…何やら診察室内で2人の医者が議論を始めてしまい…
項目 | 2008/01 | 2007/12 | 2006/12 | 基準値 | 単位 | 意味 |
---|---|---|---|---|---|---|
RBC | 752 | 749 | 820 | 580-1070 | ×10000個/μl | 赤血球数 |
WBC | 127 | 146 | 114 | 60-180 | ×100個/μl | 白血球数 |
PLT | 332 | 296 | 119 | 100- | g/ml | 血小板 |
Hgb | 13.8 | 12.9 | 14.0 | 8-15 | g/dl | ヘモグロビン |
PCV | 38 | 36 | 36 | 30-45 | % | 赤血球体積率 |
MCV | 50.5 | 48.1 | 43.9 | 30-45 | fl | 平均赤血球容積 |
MCH | 18.4 | 17.2 | 17.1 | 12-18 | pg | 平均赤血球血色素量 |
MCHC | 36.3 | 35.8 | 38.9 | 32-36 | g/dl | 平均赤血球血色素濃度 |
TP | 9.8 | 9.4 | 8.0 | 5.1-8.0 | g/dl | 血清総蛋白 |
GLU | 118 | 113 | 115 | 71-148 | mg/dl | 血糖 |
BUN | 26.5 | 24.2 | 30 | 17.6-32.8 | mg/dl | 尿素窒素(腎臓) |
Cre | 1.3 | 1.5 | 1.6 | 0.8-1.8 | mg/dl | クレアチニン(腎臓) |
NH3 | - | 52 | - | 23-78 | μg/dl | アンモニア(腎臓) |
GPT | 472 | 814 | 62 | 22-84 | IU/l | トランスアミナーゼ(肝臓) |
GOT | 221 | 397 | - | 18-51 | IU/l | トランスアミナーゼ(肝臓) |
Alb | 3.4 | 3.3 | 3.3 | 2.3-3.5 | mg/dl | アルブミン(肝臓) |
TBIL | - | 0.3 | - | 0.1-0.4 | mg/dl | 総ビリルビン(黄疸)(肝臓) |
ALP | 97 | 69 | 105 | 38-165 | IU/l | アルカリホスファターゼ(すい臓) |
TCol | 165 | 147 | 207 | 89-176 | mg/dl | 総コレステロール |
前回がGPT800などと言うとんでもない数値が出ていたと言う事から、ある程度の可能性の絞り込みは出来るのだそうですが、今回はそれがだいぶ下がったと言う事で、これまた色々な可能性が減るのだそうです。
でも、肝臓が深刻に病んだ時に引きずられてダメダメになるはずの他の数値が、ヤマトの場合は至って正常なので、肝硬変だの脂肪肝だのも該当せず…
肝ガンの可能性もあるんだかないんだか…
一番疑ってもいいのは、胆管詰まりなんだそうだけど、その割には元気有り余ってるし…
単なるストレスなのかなあ、とか、やっぱり変な物を拾い食いしているのかもなぁ、とか、ひょっとして便秘で糞の毒素が逆流していやしないか、とか、原因としてはその辺しか思いつかないって感じらしい。
そもそもGPTが高いのが本当に肝臓が原因なのかどうかも、この数値からは判断つかない、との事なんだそうです。(他の値が健康そのものだから)
どうやら慢性らしいと言う事+症状もなく元気なので、強肝剤の投与もあまり意味がないなぁ、と言う事で、今回は薬の投与は見合わせました。
年齢も高齢なので、無理に色々原因を探りながら手当してもしょうがなかろうと言う事もあり、引き続き経過観察、と言う事になりました。
あ、ちなみに、「高齢猫でGPTが200台って、割に普通だよ」とも言われました。
その倍の値だ、と言う事で、この値が出ていて元気でも、特別不思議ではないけど、との事でした。
ちまきも、ちょっとこの辺の事についてお勉強してみようかと思います。
ネットでチラッと見てみた所、ヤマト同様にGPTの謎の乱高下に悩む猫が、少なからずいるみたいですね。
ついでに、いつものラキソベロン(便秘薬)をもらって、今日は終了となりました。
今日の医者代
血液検査 6,300円
便秘薬 1,050円
合計 7,350円
…再診料が抜けてますね。