2008年01月28日

血液検査

今日は、ヤマトとフクの2にゃんを連れて、病院へ行きました。
ヤマトは先月の血液検査での肝臓の数値が、その後どうなったかを確かめるため、フクは5週間にも渡るノラ生活で、エイズや白血病のウィルスを拾ってないかどうかを確かめるためです。

今日は二代目先生がお留守の様で、先代先生が一人で応対してました。

まずはフクが先に診察室へ。
「えっとねぇ、感染してから検査できる様になるまでの期間には諸説があってねぇ。2週間とも2か月とも言われてるからねぇ」
要は、まだ保護してから2週間では、検査しても無意味かも知れない、と言うのです。
4月頭にはワクチンもあるので、結局は検査はその時にする事となりました。

爪の状態ですが、まだ右手を痛がる事もあるので、それを見せようかと思ったら…今日は痛いのよりも怖い方が大きい様で、全然悲鳴を上げない…
その程度なら、と言う事で、こちらも診察ナシ。結局フクは連れて来られた損で終ってしまった…

次いでヤマトが診察室へ。
いつも通り太ももから採血。

ちまきが待合室で待っているうちに二代目先生が回診から帰って来て…何やら診察室内で2人の医者が議論を始めてしまい…
血液検査の結果
項目2008/012007/122006/12基準値単位意味
RBC752749820580-1070×10000個/μl赤血球数
WBC12714611460-180×100個/μl白血球数
PLT332296119100-g/ml血小板
Hgb13.812.914.08-15g/dlヘモグロビン
PCV38363630-45%赤血球体積率
MCV50.548.143.930-45fl平均赤血球容積
MCH18.417.217.112-18pg平均赤血球血色素量
MCHC36.335.838.932-36g/dl平均赤血球血色素濃度
TP9.89.48.05.1-8.0g/dl血清総蛋白
GLU11811311571-148mg/dl血糖
BUN26.524.23017.6-32.8mg/dl尿素窒素(腎臓)
Cre1.31.51.60.8-1.8mg/dlクレアチニン(腎臓)
NH3-52-23-78μg/dlアンモニア(腎臓)
GPT4728146222-84IU/lトランスアミナーゼ(肝臓)
GOT221397-18-51IU/lトランスアミナーゼ(肝臓)
Alb3.43.33.32.3-3.5mg/dlアルブミン(肝臓)
TBIL-0.3-0.1-0.4mg/dl総ビリルビン(黄疸)(肝臓)
ALP976910538-165IU/lアルカリホスファターゼ(すい臓)
TCol16514720789-176mg/dl総コレステロール
結論から言って、前回同様「何がどうなってんだかわからない」
前回がGPT800などと言うとんでもない数値が出ていたと言う事から、ある程度の可能性の絞り込みは出来るのだそうですが、今回はそれがだいぶ下がったと言う事で、これまた色々な可能性が減るのだそうです。
でも、肝臓が深刻に病んだ時に引きずられてダメダメになるはずの他の数値が、ヤマトの場合は至って正常なので、肝硬変だの脂肪肝だのも該当せず…
肝ガンの可能性もあるんだかないんだか…
一番疑ってもいいのは、胆管詰まりなんだそうだけど、その割には元気有り余ってるし…

単なるストレスなのかなあ、とか、やっぱり変な物を拾い食いしているのかもなぁ、とか、ひょっとして便秘で糞の毒素が逆流していやしないか、とか、原因としてはその辺しか思いつかないって感じらしい。

そもそもGPTが高いのが本当に肝臓が原因なのかどうかも、この数値からは判断つかない、との事なんだそうです。(他の値が健康そのものだから)

どうやら慢性らしいと言う事+症状もなく元気なので、強肝剤の投与もあまり意味がないなぁ、と言う事で、今回は薬の投与は見合わせました。
年齢も高齢なので、無理に色々原因を探りながら手当してもしょうがなかろうと言う事もあり、引き続き経過観察、と言う事になりました。

あ、ちなみに、「高齢猫でGPTが200台って、割に普通だよ」とも言われました。
その倍の値だ、と言う事で、この値が出ていて元気でも、特別不思議ではないけど、との事でした。

ちまきも、ちょっとこの辺の事についてお勉強してみようかと思います。
ネットでチラッと見てみた所、ヤマト同様にGPTの謎の乱高下に悩む猫が、少なからずいるみたいですね。

ついでに、いつものラキソベロン(便秘薬)をもらって、今日は終了となりました。

今日の医者代
血液検査 6,300円
便秘薬 1,050円
合計 7,350円

…再診料が抜けてますね。
posted by chimaki at 20:34| Comment(7) | TrackBack(0) | ヤマトのこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月25日

フクとヤマトの定位置

ヤマトとフクの関係ですが、失踪前とはちょっと違って来ています。

と言うのも、失踪後はヤマトからフクを襲う事がなくなったのです。
フクが帰って来た直後に、目が点になって茫然自失になっていたヤマトですが(たった1か月の一人天下だった…と言った感じかな?)、その後のヤマトは特にフクにちょっかいを出す事もなく…
(フク帰還後、大乱闘は全く起こっていません)

一方のフクは、ヤマトにいじめられていた時の事をよく覚えているのか、ヤマトに近づこうとはしません。
でも、時々、遊びたくてウズウズしてしまうらしく、その勢いのままヤマトにちょっかいを出しては、ヤマトに怒られています。

. そんなフクが帰って来てから定位置に定めたのは、キャットタワーの上段でした。
上段はこれまで誰も使おうとしなかったのですが、手負いのフクがヤマトを怖がってか、ヤマトが登って来ないここを定位置に決めたって感じです。

. それに対してヤマトの定位置は


爪研ぎの上だったりします。

なんでそんな所を定位置とするかなぁ?

こたつの中がヤマトの居場所なので、フクはこたつの中に入れません。
フクはいつもコタツの外で、夜は寒い思いをして独り寝しているので、先日はフク帰還のお祝いとして「ペットの夢こたつ」(旧・小春日和)を奮発してしまいました。

しかし、捕獲器のせいでフクはどうも閉所恐怖症になってしまったらしく、夢こたつの中には絶対に入ろうとしません。
代わりに、ヤマトが好んで夢こたつの中を占拠する様になりました。

ただ、夢こたつの暖かさはやっぱり心地いい様で、フクは夢こたつの上でくつろぐ様にはなりました。

夢こたつの上と下とで、2にゃんが上手にシェアできています。
ただ時々、フクが上からこたつの中のヤマトにちょっかいを出して、ヤマトの反撃を買ってしまったりしてるんですけどね。
posted by chimaki at 02:20| Comment(5) | TrackBack(0) | ヤマトのこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月20日

あけましておめでとう

. いまさらですが…おかげ様で当家にも正月がやって来ました。
今年もよろしくお願いします。
posted by chimaki at 15:04| Comment(14) | TrackBack(0) | 写真 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月15日

フク改名

フクは、とことん運が悪い子です。
生まれて2週で親とはぐれ、2度も飼い主と死に別れ、3人目の飼い主の家には嫌な先住猫がいて、連れ出されて真冬の放浪を強いられ…

今回のフクの捜索でも、保護のチャンスをミスミス逃す出来事の連続でした。

# 最後にはどうにか踏ん張る強烈な運は持ち合わせているんだけどね。

これはきっと、名前負けしているんだろうなぁ…と。

フクの名前は、前&前々の飼い主の家庭で、暗い雰囲気を何とかして変えてもらおうと言う事で、福猫として迎え入れられた事にちなんでつけられたのではないかと思うので、その名前を変更するのには忍びないとは思うのですが。

でも、こいつ、福猫と呼ぶにはあまりにも運が悪い。

今回の事件をきっかけに、改名する事にしました。
フク(幸福の福)改め、大福(食べ物の大福)です。
# 巨猫な福猫って意味でもある。

これまでこのブログでは「北原フク」として紹介して来ましたが、これからは「吉田大福」となります。

呼び名は、今まで通りフクなんですけどね。
posted by chimaki at 08:14| Comment(13) | TrackBack(0) | フクのこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月14日

皆さま、ありがとうございました

フクが御岳に旅立ってしまってから5週間、猫探しのノウハウがたまって行く一方で、肝心のフクが見つからずに、神経をすり減らす状態が続きました。

何が辛いのって、終りがいつなのかさっぱりわからない、見通しも立たないってのが、辛いんだよね。

そんな中、皆さまのコメント欄への書込が、とても救いになりました。
たとえトンチンカンな内容でも、意味のない内容でも、コメントが入っているだけで、随分と助けになるものなんですね。

ありがとうございますm(_ _)m

蓄積された猫探しのノウハウは、何らかの形で還元しておこうと思います。そのうち特集ページ作ってUPでもしましょう。

ひとつだけ先にひとネタ書いておくと…
協力者の存在が大きかった、と言う事です。失踪エリアの住民達の中の猫が好きな人達が、励ましの言葉をかけてくれたり、協力を申し出てくれたり。
今回、最適地に捕獲器が置けたのも、協力者達の助言によるものでしたし、協力者の協力によるものでした。

必要なのはまさに、畜主の執念と協力者の援助、なんですね。

逆に、非協力者もいました。ただ無視してくれればまだいいものの、捜索の足を引っ張る人達ですね。
その人達の言動には共通点がありました。
「それはあなたの勘違いでしょう」「その情報は確かではないのでは?」「猫はそんな行動とるはずがない」つまり、ここにはいない、よそにいるはずなんだと言う事を盛んに口にするのです。
要は「この辺うろつかないでね」と言うのを間接的に言って来ていると言う事なんですけど、「ここにいる」と言う確証をこっちが持っていないと、危うく惑わされてしまいます。
意図的にフクの寝場所をふさがれた時もそうだったのですが、正直言って腹が立ちます。でも、この地区にフクを人質に取られた状態では、こちらとしてはそのまま相手の言いなりになるしかありません。

このブログでこれまで非協力者について詳しい事を書かなかったのは、そう言う理由からでした。
たとえネット上の瑣末な書込でも、その内容が相手に伝わってしまう事があるから、ですね。

そして、もうひとつ。
捕獲器に関してですが、この効果については諸説が入り乱れています。
それは「捕獲器を使って猫を虐待するヤツがいる」からなのでしょう。猫嫌いが捕獲器を使った虐待に走らない様に、正しくない情報もネット上に流されているのです。
ですからちまきも、捕獲器の詳細についてはここには書かない様にしました。

捕獲器を仕掛ける事自体が虐待に当ると言う事は、知識としては頭に入れておきましたが、フクの全ての爪がはがれてしまったのを見るまでは、その実感がありませんでした。(暴れて爪がはがれるものだ、と言う事は他サイトで読んでいて知っていた)もしも、先にかかっていたノラ達やイタチがそんな怪我をしていたら…怪我が治るまでうちで保護しなければならなかったでしょう。要は、ちまきは単に運が良かっただけの様なのです。
真冬の露天で自由を拘束すると、明け方など特に体力の消耗がすごくて下手をすれば命にかかわるだろうなと思って、その対策には気を遣っていたんですけどね。
フクはモリモリ食べて、モリモリ出しています。むくみもなくなり、順調に太って来ています。
食べている以外は、ただひたすら眠っています。夢でかなりうなされている様ですが…
熱はやや下がりましたが、まだちょっと熱っぽいです。ジャンプで上に上がる事が出来る様になりましたが、まだ手足が痛いので下りる事が出来ません。
昨日まではとても甘えん坊で別猫になってしまったかの様でしたが、今日からは御岳に行く前の性格に戻りつつあります。

ちまき達も、ホッとしてしまったせいか、金使いが荒くなってしまっており…

それ以前に「捕獲器の点検がなくなったおかげで、楽になったわ」ってのが一番ですね。
日中や夜の点検はそうでもなかったのですが、ちまきの深夜の点検と、母上の明け方の点検が、何よりも辛かったですから。
失踪期間:36日
かかった費用:2万円くらい
配ったビラ:1,200枚
貼ったポスター:5枚
歩いた距離:6,000歩〜10,000歩×2人×24日
捜索範囲:最大・半径250m
発見場所:失踪地点から5m
捕獲場所:失踪地点から0m
posted by chimaki at 20:13| Comment(6) | TrackBack(0) | フクのこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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