
手を伸ばすと予想に反して毛玉はすり抜け、このまま車道に出たら事故ると思ったので2手目はかなり力づくに強引に押さえつけ、子猫を拾い上げました。この時、右手に深々と刺し傷が4本できました。
後になって考えると、車道を経ずに中央分離帯に至るルートがない事と、この面積では哺乳類が生活して行けれるだけの資源がない事から、捨て猫だったんだと思うのですが、それにしてもどうして中央分離帯に捨てるかなぁ、と。
自宅に着くと、車内に放り込んだ子猫の行方がわからない。シートの下にもぐり込んでいる所を発見し、手を伸ばすも失敗。車内を縦横無尽に逃げまくったと思ったら、コンパネの中に入り込んでしまい、これまた強引につかんで引きずり出す事に。この時、左手に深々と刺し傷が4本できました。
両手の中に収まる大きさの三毛猫でした。
とにかく攻撃的で、ヒトを見るとフーシャー吹く始末なので、最初のひと晩はキャリーの中に押し込めて過ごしてもらいました。
ただ、いつまでもキャリーの中と言うわけには行かないので、翌朝にありあわせの材料でゲージを建設し、そちらに移しました。
猫砂を用意したのですが、まだその使い方は理解できない様子。ただし、ペットシートの上で用を足す習慣があり、それを見て「この子は捨て猫だ」と確信しました。
捕獲後24時間経って、ようやく触れるまでになり、ひと通りメディカルチェック。屋外生活猫にしては健康状態はきわめて上々でした。濡れティッシュでグルーミングしてやる事も出来る様になりました。
インターネットで検索して、生後5〜6週頃と判明。この時から食事やしつけ方もそれに合わせました。