2002年08月29日

「ペットの面白エピソード」ソルビン酸探知猫

 今回もフリスキーキャンペーンです。最後のお題目が「ペットの面白エピソード」

 今日、ご紹介するのは、シャム猫タロウです。純シャムと和猫のハーフでした。
 タロウは、結構高級な魚が好きでした。寿司屋で産まれた猫なので、刺身ともなると舌がうるさくて大変でした。サワラのなまり節が好物で、毎日食べていました。鶏の笹身も大好きでした。サンマでも鶏のカラアゲでも、骨ごとバリバリ食べる子でした。
 カリカリ派だったのですが、食べない銘柄が決まっていました。猫缶はほどんどの銘柄は食べませんでした。まぁ、この位の偏食ならどの猫ちゃんにもあるだろうと思います。
 でも、どんなに好物な物でも、決して口にしない時ってのが、結構あったのです。なぜまたぐのか、なぜ拒否するのか、それが不思議でなりませんでした。

 そして、やがて、タロウがまたぐ物の共通項がおぼろげながらに見えて来たのです。それはソルビン酸が入っていると拒絶すると言うものでした。彼のおかげで、その物質の名前を覚えるに至りました。意識し出すと、ソルビン酸やソルビン酸カリの入った物を食べると、ちまきの場合は翌日〜翌々日に全身にニキビができる事に気がつきました。
 ソルビン酸は、タロウが私達に教えてくれた名前だったのです。

 生魚や干物でも、タロウがまたぐ事があり、不思議に思ったもんです。でも、そのうち「あそこのスーパーで買った魚は、またぐなぁ」と気がつきました。そう、ナイショでソルビン酸がふりかけてあったのですね。そう言う事がわかって来ると、「とりあえずタロウに食べさせてみよう」と、タロウをソルビン酸探知器として利用する様になりました。
 あそこのスーパーの魚、ここのスーパーのお肉、そこのメーカーのパン、(そして、あのメーカーのカリカリと、そのメーカーの猫缶と)………何にソルビン酸が入っているのか、手に取る様にわかって、面白かったです。
 あの当時、ソルビン酸は安全な物質と信じられていたし、表示の規制もかなりゆるかった時代だったので、表示もないのに入っているものが多かったです。でも、母(元看護婦)が読んでいた学会誌には、ソルビン酸は肝臓に非常に強い負荷をかけ、寿命にもかかわると、バッチリ書いてあったんです。ただ、あまりにも食品産業全体に広く大量に使われているので、それを公にはできない、とも。

 あれから10年経ち、おそらく今ではソルビン酸やソルビン酸カリを使っていて表示していない食品は、ないのではないかと思います。たとえあったとしても、今となってはタロウは虹の橋に行ってしまったので、確かめようがありません。
 そして、ソルビン酸やソルビン酸カリを使わないで懸命に努力しているメーカーや店と、未だに無頓着なメーカーや店とに、二極分化して来た様に思います。皆さんも、コンビニに立ち寄った時に、おにぎりや弁当の表示をよく見てみましょう。ここのチェーンは入っていない、そこのチェーンはほとんどの商品に入っている、とはっきり分かれています。

 ちなみに、ちまきは健康オタではないので、その他の添加物は特に意識した事がありません。タロウが教えてくれて、ちまきの体調との関連性がはっきりわかっている、ソルビン酸やソルビン酸カリだけを避けている、と言う事でした。
posted by chimaki at 18:00| Comment(0) | TrackBack(0) | タロウのこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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