ご注意(2004年9月追記)
ここにある記述は、当時の気持ちや考えをつづったもので、誤った記述を含んでいます。決して、鵜呑みにしないで下さい。
小鳥の飼育を試みる人は、必ず
こちらのページも合わせてご覧下さい。
五体満足なツバメでも、巣立ったヒナが生き延びる確率は2割程度と言われています。まして、うちのツバメ君は片足が不自由と言うハンディキャップを持っています。生き延びる確率は1割位になっちゃうのでしょうか? なら、何で保護するのか、保護したものを放鳥するのか、と言う事になるのですが、それは、色々なサイトにやっぱりこの事に関しての同じ悩みや矛盾がたくさんたくさん書いてあります。
どうも、正解のない問題らしいです。
ちまきの考えた解答は、こんな感じでした。
自然とは元来、そう言う厳しいものなのです。その中で、負傷してしまった子に、回復するのを、ちょっとだけ手助けしてやった、と言う事なのでしょう。ペットではなく、野鳥なのだから、野に放つのが当たり前なのだと、その子の持てる能力をフルに使って、生き延びる事が出来たなら、それでOK。生きて行けないなら、それはそれで当然の事なのだ、と。そう思ったから、放鳥する事にしたのです。
今回ツバメ君を保護した事によって、かなり色々な事を学びました。「保護すべきではない」「保護してしまったものは仕方ない」の間で激論が交わされている事も知りました。
今まで見知って来たペットな世界とはまるで違う、人間と動物とのつき合い方の世界がある事を知ったわけです。
ま、いずれ、時間ができたら、サイトの方にまとめてみたいと思います。
10日間とは言え、つきっ切りでエサやりをした事もあり、どうしても情が移ってしまいがちです。このまま飼っちゃおうかなと言う気持ちが芽生えつつあったので、今日を放鳥する日に決めました。
放鳥に先立って、たらふく食わせておかなければならないと思って、ミルワームをせっせと与えたのですが、どうも昨日の夕方頃からでしょうか、口を開けておねだりしても、ミルワームを食べさせるとペッと吐き出してしまう様になっていました。そんなにミルワームの事が嫌いなのかねぇ。
そんなこんなで、2時間位で10匹程度しか口にしなかったでしょうか? なにしろ相手はカーテンのてっぺんです。それでペッと吐き出されてしまうと、ミルワームは部屋のどこかへ飛ばされてしまいます。一体何匹が部屋に放たれてしまった事やら。(今も1匹、壁をよじのぼっているのを見つけてしまった)
食事に加えて、ビタミン剤を多めに飲ませました。
昨日見つけた山間の田園ですが、今日はツバメの姿を見かけませんでした。1羽だけ、遠くの方を飛んでいたのを見たので、もう旅立ってしまったと言うわけではなさそうですが、巣立ち直後のヒナを仲間に迎え入れて一緒に飛んでくれると言うのは、期待できなくなってしまいました。ここで放鳥しようか、少し迷ったのですが、飛翔昆虫が非常に多い場所だし、コロニーのねぐらとなる場所は間違いなく目の前の休耕田のはずだし、予定通りここで放つ事にしました。
段ボール箱を開けると、きょとんとしていましたが、やがていつも通り「エサくれ」と騒ぎ出します。仕方ないのでミルワームを準備し始めたら、やっぱりミルワームが嫌いなのか、パッと飛び立って行きました。
う〜む、やっぱり、大人の様には上手く飛ばないなぁ。
田んぼの上の低空を2〜3回旋回しながら飛んだかと思うと、林の方へ向かい、こずえに着陸した様です。すると、すかさず近所にいたスズメ達十数羽が、着地した場所めがけて突っ込んで行きました。仲間に迎え入れてくれるのかな? でも、スズメにはツバメのサポートは無理な様な気がする。
ちなみに、放鳥直前の体重計測では、13gでした。結局全然太らなかったなぁ。でも、ガリ痩せなら腹筋が全然薄っぺらで飛べないはずです。元気に飛べるんだから、多分この体重でもいいのでしょう。
と言う事で、一件落着となりました。
次回からは、通常の「黒猫ヤマト日記」に戻ると思います。やっぱり、いつも通り月記状態になっちゃうのかな?
posted by chimaki at 18:00|
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