今日は行政協力って事で、アルバイト国家公務員として近所の飲食店の店長さんに社会保険の説明をしに行きました。
約束の21時の5分前にお店に着いたのですが、店長さんはどうやらまだお留守らしい。
店の裏手の駐車場に回ると、そこには丸々と太ったサバトラ君とアメショ君がいました。アメショ君はちまきとビミョ〜な距離を保って逃げるので近づけませんでしたが、サバトラ君は、幅50cmほどのU字溝のフタの上に座り込んでいて、その場を動きません。
このお店は、以前訪問した時も、ノラ君がウロウロしていたので、きっと近所の店でノラ達にカリカリでも振る舞っているいるのでしょう。
サバトラ君の頭をなでなでしながら、店長さんを待つ事にしました。
サバトラ君は、しきりに溝のフタのすき間から、溝の中の様子を気にしています。
猫の鳴き声がするものの、最初はサバトラ君の声かと思っていたら、どうもそうではないらしい…
声は、溝の中から聞こえて来る様です。しかも、鳴き方からすると、どうやら仔猫らしい…
それからが、もぉ、大変でした。
フタは厚さ10cmはあろうコンクリ製で、とてもじゃないけど人力で持ち上げるのは、無理。5mおき位に金網になっていたので、それを外して溝の中をうかがいます。
でも、夜間で、店の裏手で、しかも、地面の下で、な〜んにも見えない…
「どうしたの?」と、店から出て来たインド人店員が声をかけて来たので、溝の中に仔猫がいるらしい事を伝えると、インド人店員はケータイを取り出して、ケータイの懐中電灯機能で溝の中を照らしてくれました。
やっぱり、仔猫がいます。
ほどなく、店長夫婦が登場。
店長夫人がエサでおびき寄せる作戦を試みます。しかし、その仔猫さん、差し出したカリカリを食すものの、滅茶苦茶警戒心が強くて、溝の外へとつかみ出す事が出来ません。
「全然人慣れしていないですね」とちまきが言うと、店長夫人の言うには「1週間前にここに来たばかりのニューフェイスだから、まだ気分はノラノラなのかな?」との事。って事は、この救出作戦、滅茶苦茶難しいんですけど…
仔猫のいる場所から、5mほどで溝は行き止まりになっている事を発見。そこの行き止まりの金網を外して、仔猫をそちらへ追い立てれば、何とかなりそうな気がして来ました。
ちまきは背広だったので、自宅へ電話して着替えを持って来る様に母上に頼み(到着までの間、ちょっとだけ店長とお仕事のお話をし)、ズボンを着替えるとちまきは溝の中へと入りました。
上からは、店長やインド人店員達が音を立てて仔猫を牽制し、ちまきは溝の中を匍匐前進をしながら仔猫を行き止まり方面へ追い立てる作戦。パニクった仔猫はちまきの方へと突進して来ましたが、ちまきはすかさず手でブロック、突進の方向を反対側に変えた仔猫は、ようやく行き止まりの場所から地上へと出てくれました。
気がつくと、時間はすでに23時。…え〜っと、ここには何しに来たんだっけ(^^;)ゞ
溝の中は、ひたすら真っ暗で、猫のウンチ臭が充満していて、今、自分が一体何をつかんでいるのかも全然わからなくて、まぁ、そんな世界でした。命の危険を感じる事はなかったので、それだけが幸いかな?
手には、歯形とミミズ腫れが、しっかりくっきり残っていて、出血していました。
インド人店員は「この溝、入り込む場所ない、誰かがイタズラした」と、カンカンになって怒っていました。
何にしても、一件落着で、よかったよかった。かなり怖い思いをさせてしまったんで、もしかしたらあの仔猫は生涯人慣れする事はないかも知れませんが…
半年後の猫さん
posted by chimaki at 00:47|
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