2002年10月21日

生きるか死ぬか

 例の公園の猫おじさん所へ行って来ました。
 組合の研修の会場のすぐ隣にそのおじさんが住んでいるんで、月に2回、顔を出しています。

 4日前にも行ったんだけど、その時に、まだ手のひらに乗る仔猫がいたんです。「生後2週間?」と聞くと「2ヶ月位かなぁ?兄弟が1匹いたんだけど、大きさは倍以上だった。きっとこの子は栄養が悪かったんだろう」との事。その兄弟は2日前に亡くなったそうです。
 その子にしたって、目の片方が膿んでしまって、無事な片目も涙でぐしゅぐしゅで開けられなくて、鼻が詰まっていて、口で息してて、数十秒毎に嗚咽をしている。その嗚咽が気持ちが悪いのか、涙がのどに詰まるのかは判断できなかったけど、これでは熟睡など出来ない。
 最悪な体調で、しかも体力は消耗して行くばかり。「亡くなって行く黄金のパターンだよ」と、猫おじさん。今まで、この公園に捨てられた仔猫達を何匹も何匹も看取って来たのだそうです。
 まだ、自力で水を飲むだけ、かなりマシだけど、水以外は何も口にしないので、明日まで持ちこたえるか、ダメなのかの瀬戸際に見えたのでした。
 ホームレスのなけなしの収入で、医者から目薬だけはもらって来ていた様です。で、ちまきは近所の薬局でマキロンと綿棒、濡れティッシュを買って来て差し入れました。
 内なる病気は本にゃんに戦ってもらうとして、外を清潔にして新たな病原菌と戦う必要がない様に、体力温存につながる様にと思ったわけです。この子はもう、ほとんどダメだろうけど、楽にしてあげようって事ね。

 で、4日振りに訪ねてみたんですが、生きていたんで、びっくりしました。目はまだ開けられないにしても、病的な雰囲気は消えていて、「明日死ぬか?」の状態が「もしかしたら生き延びるかも?」の状態になったって感じ。まだ食料は口にしないけど、猫ミルクを流し込めば飲む様になったそうで、それで体力は何とかつないでいる様です。
 おじさんは看病疲れでへろへろになってました。
 生き延びて欲しいもんです。

 猫おじさんの飼っている大猫3にゃんのうちの1にゃんが女の子なので、仔猫の面倒は一応見るらしいのですが、この春産まれのまだお姉さんなので、母親の役はまだできないみたいです。
 [お疲れのシルバー嬢の図]
愛ちゃん「看病続きでカゼひいちゃったの…」
 慣れない子守で、お疲れみたい。ひたすら寝てばかりでした。
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2002年07月18日

レゲエな猫おじさん

 と言うわけで、本日、ヤマトが食べなかった猫缶を、○○○市の○○公園に住むホームレスおじさんに差し入れして来ました。(ネット上でこう言う話をすると、わざわざそこに犬猫を捨てに行く大バカ者が必ず出るので、あえて地名は伏せさせていただきました)
 すでにその猫おじさんの所には、3にゃんが住んでいたのですが、先月、まだ目が開いたばかりの子猫が捨てられているのを発見、必死におじさんに追いすがるので保護してしまったそうです(そんな幼猫、捨てるんじゃないよぉ〜!)。その子を見せてもらっていたのですが、下痢もひどく、目も膿んでいて、生き延びる事ができるかどうかは怪しい状況でした。
 その子の事が気になっていたと言う事もあって、今日は猫缶持参で訪ねたわけです。

 猫おじさんは、わずかな現金収入からお金をひねり出し、いつもの動物病院へ行き、今回は持ち合わせが足りないために診察はパスして、事情だけ話して薬を処方してもらって来ていました。
 懸命な介護の結果、すでに離乳食を食べるにまで成長していました。目の炎症はほぼ解消していましたが、その分顔全体に伝染していて軽く炎症になっていたので、健康五体満足になるまで、あと少しかかるかなと言った感じです。
 子猫の面倒を見ているのは、今春生まれのまだまだお子ちゃまな女の子猫だそうです。さすがにまだ子供なのでおっぱいは吸わせてないみたいですが、この女の子猫も、去年生まれの男の子猫のおっぱいを吸っていたんですよね。

 ホームレスやってて猫の世話ができるのは2匹程度、がんばって3匹が限界でしょうか。上手く生き延びた以上は子猫が大きくなるこれからが大変なので、必要に応じて差し入れを考えて行かなきゃならないですね。
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