知人のパソの修理に呼ばれてのおでかけで、無事用事を済ませて帰途についたのですが…
車の往来が激しい片側2車線の府道2号線を走行中、ちまきの行く手に動物が横たわっていました。
また猫が1匹、犠牲になってしまったのねと思って、手を合わせようとしたその時、その子はピクリと動いたのです。
何と、まだ生きているではないですか。どうしようかと迷うこと半秒、ちまきは車を止めました。(後ろの車の皆さん、こめんなさい)
さすがに、まだ生きている猫をまたいで通り過ぎる事は出来ません。
たとえ助かる可能性がなくても、このまま猫せんべえになってしまうのを見過ごす事も出来ません。
で、ちまきは車を降りました。(後ろの車の皆さん、ごめんなさい)
見ると、それは猫ではなくて、何とタヌキでした。体格も立派で、毛づやがとてもいいのですが、飼いタヌキと言うのも考えにくい。十中八九野生のタヌキでしょう。でも、どうしてこんな都会のまんまんなかにタヌキなんだ?
外傷は特に見当たりません。でも意識がなく、少しだけ痙攣しています。
そのタヌキを抱き上げ、車に踏まれる事のない側道に置きました。草むらの中のほうがいいかなと思ったものの、人知れず腐っていくのもかわいそうかなと思ったので、路上にしました。
抱き上げると、心臓がばくばくしているのかわかりました。もしかしたら助かる可能性があるのかどうか、判断に迷う所ですが、旅の途中だし野生だし、ちまきが出来る事はここまでです。(後続車の皆さん、ホントにごめんなさい)
もしもそれがタヌキでなくて猫や犬だったら、医者を探したと思います。
もしも意識があったなら、医者を探したかも知れません。
もしも、旅先でなくて地元だったら、…どうしたかなぁ?
そのまま車で轢いてとどめを刺してあげた方が、彼には楽だったかも知れません。
見捨ててごめんよぉ、ってのは、やっぱりつきまといますね。
去年の今頃に続き、またまた助からない命に接した事になりました。
でも、何でまたあんな都会のまんまんなかにタヌキが?(ああ、そう言えば、あの辺は古墳だらけだなぁ)